かぶりろぐ

医療職OLのゆるっとブログ

食品衛生法改正で考えたり思ったりしたこと

こんにちは。まいまいかぶりです。
今日は、自分の仕事の話をします。ただの愚痴です。

私、食品衛生関係の仕事をしています。
現場で携わっている者として、ここ3年くらいのモヤモヤを書き記します。
相変わらず、需要が無いのは分かっている。収益化が目標でないし、それで良いのだ。

(コロナ禍でかなり存在感が霞みましたが、)食品衛生法が2018年から改正作業が始まり、改正される分野ごとに段階的に施行され、ついに2021年の6月には改正されるとした分野の施行日を迎えました。
私が把握している限りでは、2003年以来の改正だったはずです。
改正された背景は、厚生労働省のサイトに掲載中なので、興味ある方はご覧ください。

www.mhlw.go.jp

改正中に困ったこと

1 そもそもコロナ対応中にやることではない気がする

新型コロナウイルスの感染拡大が蔓延して東京オリンピックが延期になった時点で、改正食品衛生法の施行スケジュールも延期すれば良かったのでは?と思わずにはいられません。
延期で困ることって何かあったのかしら?と問いたい。おかげで対応する地方の各現場は行政・民間問わず大混乱でした。

2 営業許可制度が変わったが、具体例があり過ぎて通知類が追い付いていない

2021年6月以降、食品の営業許可制度が刷新されました。約40年ぶりの制度見直しです。
自治体毎に独自の基準や業種を設定し放題なので、全国統一基準を作ろうと動いていたと聞いています。
確かに、今と昔では、食品製造の技術や食中毒の種類が変わってきているので、見直しをすること自体は良いのですが…。
議事経過が混沌としていて、未だに未解決な事項もたくさんあります。どうするつもりなんだろう。
「こういう事例の時はこう対応してね」ってお達しがあるのが通例ですが、うんともすんともないのがまた怖い。
私が知らない、中央省庁の皆さんのご苦労もあるかと思いますが…。
なんだか、そのうちまた自治体毎に独自基準を設定してしまう気がします。

3 食品衛生申請等システムが改善の余地があり過ぎる(かなりマイルドに表現)

昨今のDX?オンライン?ワンストップ申請ブーム?で、厚生労働省が食品衛生関係の営業許可申請や各種変更届出、衛生証明書発行を受け付けるポータルサイトを開設しました。

www.mhlw.go.jp


が、このシステムは利用者側、確認機関側どちらにとっても使いづらい。下手なECサイトより使いづらい。
このシステムの発注者に問いたい。申請や届出内容ごとに必須入力項目を自動的に選択できないのかと。
おかげで最終チェック担当は余計な業務に時間が割かれているぞ(怒)

4 結果、対応していくしかない。

文句のひとつやふたつを言いたいところですが、言ったところで暖簾に腕押し状態になることは確実なので、淡々と仕事をしていくしかないです。
こうやって宣う前に、山積みの仕事がたくさんなので、先輩に怒られてばかりですけどね。
ただ、7月は本当に仕事できなさ過ぎて自己嫌悪になったし、倒れるかと思いました。どうしたら要領よくこなせるようになるんだろう。


30歳を超えようとしている中でも、悩みは恥ずかしながら尽きません。自分が思い描いていた30代とはかけ離れているな。まあいいか。
平常心を保ちたいものです。